vol.4

今回は、私のバリ島でのサプライズイベントvol.1を、お話させていただきます。

もう10年以上前になりますが、
今や日本全国での講演に、365日のうち350日以上は呼ばれている、
お金でなく人のご縁ででっかく生きろの著者である、
中村文昭さんとの出会いで人生が大きく変わりました。

このことはまた別の機会にお話するとして、
その時から、中村流サプライズを多く学び、その後ブライダルコーディネートや
イベントプロデュースをするようになりました。

バリ島でも何かサプライズを仕掛けたいと思っていた矢先、
2009年の春、それまでお世話になっていた、不動産会社の社長さん夫婦が
バリ島へ行きたいと言ってくださり、ご案内することになりました。

出発前にはいつもお客様と、ご希望や滞在中のスケジュールなど確認していき、
ツアーそのものを作っています。

社長さんとの面談の中で、今年は僕達夫婦は銀婚式を向かえるんだよね。
かみさんに何かプレゼントできないかな?と相談を受け、即答で、はい!できますよ。
とっておきの事が・・・と言って、私の頭の中にいろいろなアイデアが浮かんでいました。

その後銀婚式の当日まで、奥さんには全くばれないように、社長さんと計画を着々と進めました。
奥さんには、バリ島の現地会社のスタッフが結婚式をするのに、
日本から代表で参加してあげて欲しいとお願いした。
それには、バリ島スタイルのフォーマルの衣装で参加しなければならないので
お願いしますと話をして、すんなり引き受けてくれました。

社長さんとは、バリ島入りしてから、式前日に仕事の視察という理由をつけて
衣装をレンタルに行き、メイクさんやカメラマンさんの手配に。

日本からはご夫妻の友人の方々が、観光という名目で多く参加くださった。
実は銀婚式に参加するためであったが、参加してくださった方々が全員、事の内容を理解してくださり、
誰一人話を漏らすこともなく、最後の最後まで奥さんに完璧に隠しきれたのでありました。

ゲストハウスで、衣装に着替えていただき、その上、完璧なメイク、カメラマンは自然な対応。
ご結婚されるお二人と面識もないのに良いのかしら?どこで結婚式あるの?と、何もしらない奥さん。
そして用意が整い、ドライバーと共に移動。その裏では、披露宴の準備が着々と進んでいました。

日本からの方々も用意しながら、世界的にも有名なサーファーのメッカでもある
パダンパダンビーチを会場に向かいました。

そして、お二人が海岸の階段を降りてきて、チャチャチャーーーーーン!と、
何がなんだかわからないまま、サプライズ銀婚式が始まりました。なのにまだ全くそれを理解できていない奥様。

人前式が始まり、誓いの言葉となり、社長さんから、長い間ありがとうなー。愛してる!
これからもよろしく!の言葉で、ビックリされて、え?これって私の????と叫ばれた。

私はそこで、大成功!と、ガッツポーズ。そして、その事に、自分なりに感激して涙が止まりませんでした。
世界のサーファー達も、たまたまその日、このビーチに来られていた現地の人も、
物売りのおばちゃん達も、現地の会社関係者、スタッフ、
日本からかけつけて参加くださった多くの方々にも、沢山の方々に囲まれた時間。

その全員で拍手喝采。世界がひとつになった最高の銀婚式!!でした。