vol.13

今回は、前回の続きになりますが、
ご旅行を楽しんでいただくためのプチアドバイスをお届けします。

まず、日本には、チップ制度というものがありませんよね。
というより、日本では、昔からチップという形ではなく、『寸志』『心つけ』という、
わびざびの世界の、建前と本音のような文化がありましたが、
今ではそれを知る人も少なくなってしまいました・・・

そういった文化の形を少し変えたものが、海外ではチップになります。
海外の多くは、アルバイトや社員には基本給がありますが金額は低い事が多いです。
そのため、プラスアルファのチップ収入があってこそ、生活が成立しています。

チップとは、ちょっとしたサービスであったり、
お世話になったことに対するお礼をお金で渡すというものです。

海外へ出る日本人が知らないルールの、一番恥ずかしい例がチップかもしれません。
多くの日本人が海外に出ているにもかかわず、このチップ制度を知らないと、
『日本人はケチ!』という誤解を招きます。

気持ちの良い海外旅行を過ごすには、一番大事と言っても過言ではありません。
では、具体的にチップっていくらくらいだと思いますか?
そして、いつ渡すのか?です。


まず一番目は、海外の空港に到着した後、
といってもたいていはツアーバスが迎えに来ていますので、その場合は関係ないです。
ですが、個人でタクシーでホテルへ移動される場合、
タクシーを降りる際に、タクシー代金を支払いますね。
その際、表示料金のキッチリを払わず、小銭を繰り上げて払ってください。


そして、後ろのトランクからスーツケースなどを取り出して別れ際に、ありがとう!を込めて、
100円相当くらいのチップを渡してください。
きっと、その時の旅行がとても素晴らしいものになっていくでしょう。

宿泊されるホテルでは、翌朝に、そして連泊されるなら毎朝になりますが、
50~100円相当のチップを、枕の下あたりに置いて退出してください。
そうしたら、宿泊している間とても心地良く、睡眠が取れるでしょう。

現地での移動のタクシー、またドライバー利用の場合ですが、
タクシーなら先ほどの、ホテルへの移動の時と同じ扱いで大丈夫です。

そして専用車によるドライバーとの交渉ですが、一日例えば5000円と契約したとして、
一日同行いただく場合ですが、ランチタイムや、ディナーの際に同席せず、
待機してもらう場合は、ドライバーさんも食事する訳ですから、
何時にお迎えと時間を約束して、500円くらいのチップを渡してあげてください。
そうしたらきっと自分達が食べる食事が一段と美味しく感じることでしょう!
一日の業務が終了した際も気持ちのチップを渡すと、更に翌日の旅が充実したものとなるでしょう!

また、お食事されるレストランでは、サービス料が数%ついている事が多く、
改めてお支払いする必要のない場所が増えてきています。
サービスの良いウエイトレスさんがいて、交流を楽しまれたり、
チップを出しても良いかな?と思われた時は、お気持ち払ってください。
更にほろ酔い加減で、気分も楽しくなるでしょう!


上記はあくまで国によって違いますので、前もって情勢を調べておく事をお薦めします。


海外旅行はどうしても、表には見えにくいお金もかかってしまうものです。
ですが、チップの支払いに関しては全て、安全をお金で買うような、
その旅行が素敵なものとなる、素晴らしいおまじないだと思ってください。

皆様の海外旅行が心に残るものとなり、そして逆に海外の方々から、
日本人ってなんてマナーのある国民なんだと友好を深めていただけたらと思います。
一人一人の行動が日本をより良くする事につながるのです。

チップに使うお金の倍は何らかの幸運が返ってくるでしょう!

 Bali14_01

Bali14_02

続く