プロローグ

まずは、私とバリ島のご縁

やっと形に残るタイミングが訪れたことに感謝申し上げます。

忘れもしない2008年の5月。
友人が、夢を叶えるゾウの本知ってる?
その本の中のガネーシャが実在する人物でバリ島に住んでるの。
会いに行かない?の誘いがきっかけに。

出発の1週間前になって、友人に急な仕事が入り、私は一人で
行くことに。そこから冒険が始まった。

バリ島へは、飛行機はビジネスクラスでお願いします・・・
着陸まじかの座席からは、バリ島にある一番高い山、アグン山に虹がかかっていたのを覚えています。
何か、とんでもない事が自分に起こる!みたいなワクワクドキドキの湧き出てくる感覚を今でも覚えています。



到着したら早速ドライバーさんが出迎えてくれ、空港から走る走る約5時間。
もう夜でしたが、大豪邸に到着。
日本では見たことのない、どでかい、とんでもない、目の前海の、プール付きヴィラ。

え?こんな広い所に、私一人?
日本の家3件分くらいのリビングルームに、ダイニングルーム。
ビックリするくらいの大きなベットと、大理石で出来たバスルームとシャワールーム。
お洒落なリネン類と、ふかふかのバスタオル。

早速、メイドさんが作るインドネシア料理の数々をいただき、
明日また午後にお迎えに来ますのでと言い残され贅沢にも一人宿泊。

朝になり、目が覚めると更にビックリするくらいの広い庭と、プール。
燦燦と浴びる太陽と、濃く真っ青な海とキラキラ光る砂浜。

朝食をいただいたら、一人のメイドさんが部屋に来て、マッサージしますと。
ゴージャスにも朝の時間が過ぎて、それでも一人で、だんだん不安になって。いつまで一人?私?

・・・

好奇心と探検心がもともとある私は、一人のメイドさんにインドネシア語は通じないものの
英語でバイクに乗せてくれない?外の町を見たいとお願いしました。
彼女はOKという感じで私を後ろに乗せてヴィラから出てくれました。

なんと一歩出ると民家、民家、民家。村民が皆、にこにこしながら、私に手を振るのです。
私はまるで、皇室のまさこさまか、きこさまになった気分で、
てれながらも手を振り返していました。

ある1件の家に到着。ここどこ?
彼女は降りて!とジェスチャーするので、え?誰の家?入っていいの?
それも勝手に玄関あがってリビングに座った私。
こんな所、勝手に座っていいの?誰もいない。

暫くすると、この家のメイドさんらしき人が、はい、どうぞとジュースを出してくれた。
勝手にご馳走になってていいの?それにしても誰の家?

すると2階から男性が降りてきた。
えーーーー?誰ですか?と。 あれ?日本語。
こんな所でビックリするけど、日本語やん。

えーーー。もしかして松倉さん?え?一人?何で?
すみません。私ビラから脱走してきたんですと伝えた。

彼は、ガハハハハ!と、思いきり笑って、
こんな日本人初めてやーーーMAXと。
この方が、現在、出稼げば大富豪の中の実在する人物でもある
丸尾孝俊様(映画 神様はバリにいる)との初めての出会いになる。

 

続く